<<東日本大震災で表れた結果>>
東日本大震災の後、ある研究チームは、700人を超える猫の飼い主、約12000人の犬の飼い主にアンケート調査を実施。地震前の数日間に見られた異常な行動、猫の飼い主の16%犬の飼い主の18%が気づいていた。その内30%は地震の数日前「落ち着きがなかった」「大声で泣いた」「隠れた」「子猫を外へ出して消えてしまった」と答えたそうです。
また、地震前6日間に渡り震源地に近い所に居た乳牛の群れを調べたところ、牛乳の採取量が減っていたことが分かりました。このような報告が他にも多くあり、米国地質調査所は、動物の行動と地震の関係について調査を行っているそうです。
<<なぜ、犬や猫が地震を予知できるのか>>
こうした現象には科学的にいくつかの推論が発表されています。一つは「猫は、地中の振動に敏感である」ということ。地震がある時は、その数時間後に複数の地震波が地殻を通ります。最初はP波と呼ばれる圧力波が起こりますが、動物はこのP波や静電気の急激な増加、地球の磁界の変化などを感知できるので、危険を連想し、地面が揺れ始める前に、行動を起こすというのです。
このように、動物は敏感なのでしょう。みなさんの所のペットちゃんは危険を察知したら、飼い主さんにいち早く知らせてくれるでしょうか。